
♪春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時のあらずと 声もたてず♪
有名な唱歌「早春賦」(吉丸一昌作詞・中田章作曲)の一節です。
遅い春の訪れを待ちわびる私たち、信濃人の心境が、美しい旋律に歌われています。
この歌の舞台になったところは、どこだかご存知ですか?
実は候補が2ヶ所ありまして、それは同じJR大糸線沿いの安曇野市穂高と、わが「モントリオール」のある大町市。
安曇野市には、穂高川の堤防沿いに歌碑があって、ソーラー電池式のオルゴールでいつでも、メロディーが聴けるそうです。
一方、大町市は、JR信濃大町駅の道路をはさんだ向かい側に歌碑があります=写真=。オルゴールも、あります。
どちらが本家か 家元か?安曇野市では今年も5月4日に、あずみの公園で「早春賦音楽祭」が開かれます。一方、大町市では毎日、夕方、市内全域にそのメロディが流れています。
いずれにしても、早春の北アルプスは青き空の下、ま白く輝き、流れる水もキラキラです。「早春賦」の里に、ぜひどうぞ。